序盤に2連鎖を撃たれた時の話

前提

1P視点。全消しできる配ぷよではないとする。
両者の積み速度はほぼ同じ。
ぷよの効率は両者最大化できるとする。(机上論)

相手の連鎖中にツモれる数

連鎖数 ツモ数
単発 0
2連鎖 1
3連鎖 3
4連鎖 5
5連鎖 6
6連鎖 8
7連鎖 9
8連鎖 11
9連鎖 13
10連鎖 14

※計算法
ぷよぷよと時間の関係について(ぷよぷよ戦術技術開発研究所)
ここの表から((連鎖にかかる秒数) - 0.5) / 0.8を小数点以下切り捨て。
0.5は思考時間や操作のロスとして与えた。
上級者はこの値が限りなく0に近いため、ツモ数が1手増える場合もある。
0.8は1手当たりにかかる秒数である。

最序盤に2連鎖を撃たれた時

2Pに最序盤から2連鎖を撃たれたら、
1P 2P


下手に連鎖を繰り出さず受ける。
相手の2連鎖が終わるまでに2ツモいけるはず。

1P 2P


この時点で1Pが有利に見える。
2Pが8個のぷよを消費して2連鎖を撃ったが、その間に1Pは2手ツモった。1Pは差し引き12ぷよ(6手分)得している。
この6手の差がペイされるのは前表から分かる通り5連鎖である。

これは、1Pが5連鎖を撃ち終わる間際に1Pと2Pのツモ数が等しくなるということだ。
1Pが5連鎖を先撃ちした場合、2Pは運が良ければ5連鎖が間に合って相殺できるかもしれないが、間に合わず4連鎖になるかもしれない。
全て4個消しの連鎖であれば、5連鎖と4連鎖の威力の差はおじゃまぷよ6段分である。
どちらにせよ2Pが連鎖を撃っている間に1Pはさらにツモれるので手数の優位は揺るがない。

以下の表は各プレイヤーがフィールド上に持っている色ぷよの数と連鎖の流れの表である。
2Pの5連鎖の対応が間に合ったとしても1Pの優位は揺るがない。
(連結数が変わってくると話は別だが……)

1P2P
00
5手ツモ
1010
2Pが2連鎖(4-4)2P連鎖開始
102
2手ツモ連鎖中
1422P連鎖終了
4手ツモ
2210
1Pが5連鎖(4-4-4-4-4)1P連鎖開始
210
連鎖中6手ツモ
222
2Pが5連鎖(4-4-4-4-4)2P連鎖開始
221P連鎖終了
6手ツモ連鎖中
1422P連鎖終了

ただし、6連鎖以上の先撃ちは厳禁である。
1Pが6連鎖を撃ち終わるころには2Pは2手多くツモれている計算になるので、+1連鎖されるリスクがある。
もし、6連鎖に対して7連鎖を返されるとおよそ9段分のおじゃまが降ってくる。
2Pの7連鎖中にセカンドを組んでもこの量は返せない。
こちらが全て4個消しの4-4-4-4-4-4の6連鎖を撃ったとして、相手が最後に2個連結を足した4-4-4-4-4-6の6連鎖を撃ってきたとすると、その威力の差はおじゃまぷよ5段分に相当する。これは4連鎖分だ。
連結も重視したい。

逆に、1Pが4連鎖を先撃ちすると2Pはツモ差があるので4連鎖を返せることはまず無い。3連鎖で対応したとすれば、4連鎖と3連鎖の威力の差はおじゃまぷよ3段分である。
ツモ差もほぼなくなってしまう。
これは威力としては少し心もとない。

したがって、2連鎖を撃たれたら最速5連鎖を狙って組むのが良いと結論付けたい。
が、思ったほど差が付かないように見える……


コメント

このブログの人気の投稿

LLR

ぷよぷよ 4つの戦法

ぷよぷよ 先折り階段を組む時に考えたこと