ハチイチを待たない積み
結論
ハチイチを待たない積みは積みを安定させる確率
ぷよぷよは対戦では4色のぷよを使う。1組2個のぷよなので、4^2=16通りである。
したがって特定の1色2個の組(赤赤、青青など)は確率1/16で来る。これは基本的にゾロと呼ばれるが、確率としての側面を強調したい場合はジュウロクイチと呼ばれる。
特定の2色の組(赤黄、黄緑、赤青など)は例えば赤黄ならば「赤黄or黄赤」があるので確率2/16=1/8で来る。これはハチイチと呼ばれる。
ハチイチが来る確率の表(下図)
確率95%を担保するには23ツモ待たなければならない。
これを待っているとぽっかり穴が空くことになる。
一方、あまりメジャーではないが、ヨンイチという概念がある。
簡単な例を挙げれば色にこだわらずゾロが来る確率である。これはゾロが4色あることから確率4/16=1/4になるからである。
他にも、1組2個のぷよのうち、一方は赤は絶対でなければならないが、他方は黄色か緑で良いという場合はヨンイチである。これはハチイチが2種類あることから確率2/8=1/4になるからである。
ヨンイチが来る確率は下図。
割と来ることを信じても良い確率ではないかと思う。
具体例
ハチイチを待つ積み
これは6列目に緑赤のハチイチを待つ積みである。
無理矢理ちぎっておくとすると下図のようになる。
これは6列目に溝ができ、ほぼほぼ死んでしまっている。
有効活用の例を挙げる。
一つのハチイチ待ちが複数のハチイチ待ちを呼んだ結果のように思える。
連鎖尾の技術があれば、ハチイチと思われる場所の受け入れを広げることができる。
潜り込み連鎖尾への移行を考えると、緑を含むツモであればなんでも良いことが分かる。
ある一色を含むツモは確率7/16、ある一色を含む異なる二色のツモは確率6/16である。
つまり、"連鎖のレパートリーを増やす"とは、端的に言えば"ハチイチを減らす"ための技術であると言える。
下図はジュウロクイチであり、あまり良い形ではない。
ヨンイチを待つ形
上図は緑と赤のどちらでも綺麗な土台が組める。(下図)
いわゆるヨンイチである。
ここで無関係な青を無理に入れてしまうと途端に苦しい形になってしまう。(下図)
割と特定の1色1個の色ぷよにしか目が行かず、結果としてごみぷよが増えてしまうことが往々にあるが、ハチイチからヨンイチにまで視野を広げることでごみぷよを削減しつつ積みを安定させられる……はず。
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